きっきの日記

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help リーダーに追加 RSS 「ウェディング・シンガー」2/10&11詳細ツボレポ

<<   作成日時 : 2008/02/17 23:26   >>

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自分の記憶を留めておきたいので詳細に書きますが、はっきり言って、めちゃくちゃネタバレしてます。これから観る人は、絶対に読まないことをお勧めします。

観劇から時間がたって思ったのは、自分は85年の数々が一応記憶にある世代なので楽しかったんだけど、この作品って85年時点で生まれてない、もしくは物心ついてないような世代にとっては、楽しさ半減な気がする。てことは、もし再演があると、どんどん楽しめる世代ってのが少なくなっていくわけで・・・。ん〜、今だから上演できる作品かも、と気がついた。賞味期限が短いな、きっと。

『It's Your Wedding Day(君の結婚式)』
いや〜、もう冒頭から楽しい。結婚式での“ハッピーニュージャージー”のバンド演奏場面(ほんとはオケだけど)。アンサンブルさんの群舞もあって、いきなり盛り上がる曲。客席も手拍子。特に11日の貸切は凄かった。自分も手拍子しながら、劇場に響き渡る手拍子の音に驚いた。千秋楽かよ、と思った。

『Someday(いつか)』
新郎新婦を憧れの目で見つめるジュリア(上原多香子)。花嫁のベールをかぶってみたり、記念写真を撮ろうとする新郎新婦の前でポーズとったり、踊る新郎新婦の間に入って花婿の手を取って踊ったり、最後には花嫁の投げたブーケを来賓を差し置いて受け取る。空気の読めない超天然なジュリア、やりたい放題。ええっと、欲を言えば、上原多香子ちゃん、すごいかわいいんですけど、歌いながら踊るときの腕なんかが、後ろで踊るアンサンブルさんほどクッと伸びてないから、アイドルの振付。曲もアイドルっぽいけど。

『Awesome(君ってすごい)』
ロビー(井上芳雄)がリンダに贈るラブソングを作っている場面。その歌詞が面白い。出だしはいいのに、途中から「腐っていく〜」とか「目玉が溶けても素敵、レバーは血の色、焼いて食べたい」とか「僕を磨く君の手は雑巾〜」とか(笑)。ロビーのバンドがメジャーにならない理由が、わかった気がする・・・。

ジュリアが心待ちにしていたグレンからの電話。グレン(大澄賢也)は舞台奥から薄っぺらいデロリアンに乗って登場。このデロリアン、ちゃんとドアは上に開く。降りてきたグレンは、でっかい携帯電話のバッテリーを肩から下げている。85年頃が携帯の出始めだったんだね〜。グレンの会話にはマジック・ジョンソンも。グレンは言いたいことだけ言うと、ジュリアの言葉を最後まで聞かずに電話切っちゃう。ほんとにジュリアが好きじゃないのね。デロリアンに乗って去っていくグレンの表情が漫画ちっく。

『Someday(Robby's Reprise)』
ロビーの住んでいる地下室。ロージーばあちゃん(初風諄)が、結婚プレゼントを用意。でっかいリボンのついたベッドで、近所のモーテルからの払い下げ。「ちゃんと殺菌消毒してるから。」って・・・(苦笑)。25セントを投入すると動く(笑)。その動きを懐かしがるおばあちゃんは、結婚前につきあった人数は、8人と告白。11日の貸切日は、クリス〜ビル〜ブロンスキー〜と井上くんの過去の役名を叫ぶ。拍手!

『Linda's Note(リンダからの手紙)』
結婚式で花嫁リンダが来るのを待つロビー。「♪君がいる・・・君がいる・・・君はどこ?」そこへリンダからの手紙だけが。ドラマならリンダの声が流れるところを、舞台ではリンダ(徳垣友子)登場。すごいロックなウェディングドレス。「♪てんてんてん・・・えへっ」て歌詞すごいなと思って、BW版の歌詞みたら「♪DOT-DOT-DOT SMILEY FACE」。「えへっ」に変えたのは上手いっ。優しく歌ってたのに途中からシャウト。最後、ブーケを上げたポーズのまま、セリで沈んでいくのが面白くて拍手。ドタキャンされたロビーに、神父大笑い。サミー(鈴木綜馬)がゲストに事情説明してる間、ロビーは手紙を持って半笑いのまま、壊れてストップモーション。

『Pop!』
高級レストランでグレンからのプロポーズを待つジュリア。他のカップルのプロポーズが続いて、次こそ自分と思ったら、KENTAROさんと小原和彦さん演じるゲイカップルのウェイターが結ばれて、チュー。ビックリして笑った。

『Somebody Kill Me(僕を殺して)』
ベッドの上でひとりギターを弾いてブツブツ歌うロビー。くら〜く陰気に歌ってるかと思うと、サビで「♪ばか言ってんじゃねぇー!冗談じゃねぇー!」と歌い叫び、またすぐ、くら〜く陰気バージョン、そしてまた「♪誰か殺して〜!僕を殺して〜!」と歌い叫ぶ。このギャップが、おかしくておかしくて。
心配したサミーとジョージ(新納慎也)登場。何かを隠したロビー。やっ、ヤバイもの?とサミー、嫌がるロビーをひきずって取り上げる。黄色い声で叫ぶオカマのジョージ。ロビーが握り締めてたのは、ウェディングケーキの上の花嫁人形。「リンダに似てるんだぁ・・・」と超情けないロビー。

『Grandma's Note(おばあちゃんからの手紙)』
おばあちゃんからの励ます手紙。ベッドのリボンの後ろから、手紙を読むおばあちゃん登場。優しく綺麗な声で歌いながらセリで下がっていく最後の、「♪リンダはメスブタ〜」には、笑いながら拍手!おばあちゃんの突き上げた中指にも拍手!

『Casualty of Love(愛の犠牲者)』
サミーとジョージが、ロビーを結婚式の仕事に引っ張り出す。MCで悪態を突き出すロビー。「ふたりは本当の愛を見つけました。すごーい・・・すごーい・・・」この棒読みもツボ。心配したジュリアが止めようとしても、「感情なんか悪魔にくれてやったさ!グハハハ〜」って、白目むいて舌だしてエクソシスト風の顔。プリンスと呼ばれた井上君も、最近なんでもやってくれるわ。横浜銀蠅みたいな“変な髪型の人”や、“もみあげオバ様”にからみ、“9番テーブルの人”全員にダメ出し。酔っ払いが絡んでるみたい。
曲で、“変な髪形の人”がソロ部分歌った後、前髪をビヨヨ〜ンと戻してるのも、密かにツボ。間奏の『スリラー』っぽいとこで、ちゃんとあの有名なダンスが入る。変な格好の人たちが一斉にあのダンスをすると、なんかウケる。
で、結局、花嫁ドナテラのパ〜ンチで、ロビーKO。結婚会場大荒れ。ロビーは看板にあたま突っ込んだまま引きずり回され、最後には2階に連れて行かれ、大きなゴミ箱に屑と一緒に「これでも食らえ!」と突き落とされる。

『Come Out of the Dumpster(ゴミ箱から出てきて)』
観劇前にBW版聴いていて、いい曲だけどDumpsterって何?と思っていたら、そういうことだったのね。落ち込んでゴミ箱から出てこないロビーを心配して、ジュリアが励ます。ジュリアが婚約したと聞いて、ゴミ箱から出した顔を「敵だぁ、敵だぁ・・・」とつぶやきながら引っ込める、気弱ロビー。
「♪ゴミだめから出て〜」と歌っていたジュリア、間奏で出ようとしたロビーが滑って手前のゴミ箱に落ちると、「♪ゴミだめに帰る〜」。ここの落ちてから歌い出すまでの間が絶妙。
ゴミ箱からは生還したロビー、でもジュリアの「♪歌ってよマイ・ウェディング」には、「♪だめ〜」・・・

『Today You Are a Man(今日こそ君は男なのだ)』
BW版CDで、この曲が謎だった。パンフの場面設定に“ユダヤ教の成人式”とあり、歌詞も「♪おとなだ〜」なので、なんとなくわかったけど、今ちょっと調べると、ユダヤ教では男の子が13歳になると、bar mitzvah(バル・ミツバ)という儀式とお祝いのパーティをするらしい。その宴会でロビーらが歌ってるという設定なのね。わかんないよ〜、そんなの。

『George's Prayer(ジョージの祈り)』
ヘブライ語の歌詞って・・・(^_^.) ニイロくん、よく歌ったね。適当でも、間違ってても、誰もわかんないけど。歌の最後の「♪ヘブライ語、わかんねぇ〜」にツボりました。

『Not That Kind of Thing(すげえ勘違い)』
ここのロビー、兄ちゃんぽくて結構好き。タオル屋さんでは、井上ロビー、黒いタオルでマジに顔の汗をゴシゴシ拭いていた。おいおい、いくら汗っかきだからって・・・(笑)

『Saturday Night in the City』
ニューヨークのクラブ。ホリーのダンスから始まる。かっこいー。赤いスーツに赤いヒールの新納ジョージも、ダンスかっこいー。フラッシュダンスのパロディで、ホリーが水かぶると、テンションあがった。ミュージカルで、あんなに派手に水使うのを観たことなかったし。

ここから2幕。2幕最初はオケ演奏。塩田コンダクターは基本ブルーのジャケットだが、FCイベントの日は2幕から赤いジャケットに衣替え。しかも、指揮しながら、めっちゃ踊ってるし。

『Entr'acte(アントラクト〜悪夢)』
ベッドで毛布をかぶって顔だけ出してるロビー(次の衣装が見えないようにしてる)。で、悪夢の中のホリーが横で、1幕最後の台詞「お金は誰にとっても大事なのよん、よん、よん」と、ひとりやまびこ。これを何度もやる。まるでコント。

『All About the Green(金の全て)』
単純ロビーは、ジュリアに好かれたいばかりに、ウォール街へ。グレンのとこへ就職を頼みに。歌の途中で、グレンがロビーの服を後ろから引っ張ると、あら不思議。バッとはがれて、スーツ姿のロビー完成。しかしダメ男ロビーのはずが、井上ロビー、スーツ姿がかっこよすぎ。めっちゃさわやかにバリバリ仕事しそう・・・。大澄グレン、踊るとかっこいい。部下が持ってきた情報“スタバが全国展開”には、「コーヒーに3ドル出す馬鹿がいるか。」と却下、“ニューコーク発売”には「株を買えるだけ買え。」というグレンの読みは当たらなかったわけで、グレンはバブル崩壊とともに落ちぶれるんでしょー。最後にふたりが巻く札束には、何枚かには出演者のサインが入ってるらしい。

『Right in front of your eyes(すぐ目の前に)』
ずっと他の男たちを求めてたホリー。サミーのベースと「♪俺が運命の男〜」(いい声〜)で、やっとやっと目の前にいつもいるサミーを好きなことに気がつくホリー。ホリーが着ている服の前のファスナーを降ろすと、そこにはサミーからもらった「馬鹿」Tシャツ。サミーも「馬鹿」Tシャツ。ほんとにこのふたり、バカっぷる。

ロージーの家の庭を訪ねるジュリア。ロージーはウォークマンでナツメロビクス(なんじゃ、そら)中。ジュリアはロビーのために名前入り作曲用譜面を持ってきた。がロビーがバンドをやめると聞いてビックリ。そこへ戻ったロビー、心配するジュリアに、「グレンが金を持ってるから結婚するんだろ。」といらんことを言って、ジュリアを怒らせるアホロビー。

『Single(ひとり)』
シングルはいいぞ〜と男たちが酒場で歌う。「♪エロ本勝手に捨てられねぇし」とか「♪便座上げっぱなし」とか「♪パンツいっちょでいる」とか、歌詞が自然体で面白すぎ。めっちゃ楽しげに男同士で歌ってたのに、終わった途端、ロビーは「ジュリアに僕の気持ちを伝えに行く!」
サミーとジョージ、ずっこけるものの「一緒に行くぞー!」と、ジョージはロビーをおんぶ。男の子達って感じで微笑ましい。

『If I Told You(もし君に告げたら)』
部屋でウェディングドレスを試着するジュリア。ママにグレンのどこが好きかを訊くと、ママ「お金持ちで魅力的で・・・、お金持ちでハンサムで・・・とにかくお金持ちよっ。」結局、金以外魅力ないのか、グレン(笑)。
ひとりになったジュリア、結婚の挨拶の練習。「ミセス・ジュリア・グーリアです。・・・(涙)・・・こんにちは、ロビー・ハートの妻です・・・(笑顔)」ジュリア、わっかりやすっ!
しかし、窓の下で声を聞かず笑顔だけを見たロビー、「幸せを壊すことはできない」と歌う。
この曲は、BW版CDでもいちばん好きだったんだけど、そういえば確か井上くんは昨年2月のFCイベントで既に歌ってた。
曲が終わり、グレンと仲間たち登場。チューし放題のグレンにロビー「ジュリアを悲しませる真似はやめたほうが・・・」。嫌なヤツ・グレンは、ロビーを「負け犬」呼ばわりし、「負け犬に抱かれたい女はいない」などと言う。ロビー「ここで勝負だ!」と果敢に挑戦状を叩きつけるも、言いたいことも終わらないうちにボカッと殴られてダウン。弱っ!

『Let Me Come Home(帰ったわよ)』
酔っ払ってグデングデンのロビー、部屋にはリンダが。リンダは超セクシーポーズとセクシーダンスでロビーに迫る。酔っ払って&リンダのダンスにボカスカやられて倒れるロビー、リンダにシャツ脱がされてるし、跨られて腰振られてるし。しかし、リンダの徳垣友ちゃん、『モーツァルト!』のおバカのゾフィーと思えない迫力。なのに、ロビー、グースカ(笑)。

ロージーの金婚式。ロビーはジュリアが結婚の為にラスベガスへ行ったと聞く。ロビーがリンダとよりが戻ったと、ジュリアが勘違いしたらしい。初めてジュリアも自分を好きだと知る鈍感ロビー。グレンとジュリアは、舞台上部の薄っぺらい飛行機に(まるでコント)。追いかけるロビー。サミーとホリーも後を追う。

『Move That Thang(遅すぎない)』
ジョージはロージーを残していけず、過呼吸で「バンドの半分がいなくなっちゃったから、もう演奏は・・・」と言うのが精一杯。頼もしいロージー、「大丈夫よ。」と壇上へ。サングラスをかけてポーズ。ロージーとジョージのラップが始まる。ロージー、ステップも軽やかだ!かっちょいいー。途中、替え玉さんのストリートダンスを挟むが、これなくてもよかったんじゃ?ロージーのステップだけで、素敵だよー。曲が終わったとき、拍手!しかも新納ジョージ煽るし、大拍手!

空港カウンター。1枚あったチケットはファーストクラスで2,000ドル。クレジットカードを貸すサミー、男前。ラスベガスに着いたロビーの前には、次々と有名人のそっくりさんが。偽マイケル・ジャクソン、偽ティナ・ターナー、偽シンディ・ローパー、偽ビリー・アイドル、偽Mr.T、そして偽イメルダ&マルコスまで!めちゃめちゃウケる。そして、なぜかこの人達がロビーと一緒に、ジュリアの結婚式の場所を探すことに。ほんま、コントやで。

探す一行が、下手通路を行進。いちばん前でストップ。結婚式場いっぱいありすぎてわかんない〜と言ってるところへ、今度は偽レーガン大統領(笑)登場。ロビーにウェディングシンガーの仕事のお誘い。結婚するのはウォール街で働くお金持ち、と言う。な〜んて偶然〜、それだよそれ、と偽レーガンにも協力してもらうことに。ロビーがジュリアに贈る曲を作る5分間、式を始めるのを遅らせるため、偽者一同が式場へ。
ここの偽レーガンの困りっぽりも結構ツボ。「国際情勢について演説を。」と言ってはグレンに断られ、「ジェリービーンズいかがですか?」と勧めては断られ、そこへ偽ナンシーも登場するが、イライラグレンはキレる寸前。

『Grow Old With You(いっしょにトシ取ろうよ) 』
ロビーが、下手通路をギターを弾きながら(流し状態)登場。あんなに自然体の飾り気のない言葉で歌われたら、ジュリアでなくても泣きます。ここに全部書けないのが残念なくらい。普通の言葉すぎてヒットはしなさそうな歌詞だけど、この歌でプロポーズされたら感動するぞ。

歌の途中で割り込んだグレンは、偽イメルダに一喝され、偽ティナ・ターナーに一発あび、KO。11日の公演では、グレンが倒れるのと同時に、この瞬間ティナのカツラがパッコ〜ンと取れた。偽ティナ、かぶりなおして苦笑い。

ロビーのプロポーズ。「結婚してくれる?」「条件があるわ。♪歌ってよ、マイ・ウェディング」「♪イエ〜ス」・・・『ゴミ箱から出てきて』の最後のと呼応してるのね。

『Act 2 Finale(君の結婚式 フィナーレ)』
最後はやはりオープニングと同じ曲。ロビーとジュリアの結婚式。偽軍団も登場。たのし〜い。
・・・というわけで、大盛り上がりの気分のまま、幕。


もうほんとにコントを見てるのかと思うくらい、面白かったです。
地元で公演してたら、正直もいっかい観てもいいくらい。
ドタバタもあり、下ネタもあり、そっくりさん(といっても似てない。ネタですから・・・)もありで、ミュージカルに慣れてなくても楽しめそう。
プリンシパルからアンサンブルさんまで、その区分けがいらないほど、全員がいろんな場面で活躍。役者さんも本当に楽しそう。
な〜んも考えんと、笑って笑って、終わったら笑顔でスッキリして帰っていける、そんなミュージカルでした。いやー、ほんと楽しかった。

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